Art Planning / TERAOKA MAMIKO
Art Planning / TERAOKA MAMIKO
偉大で繊細な自然界の美意識や感覚をインスピレーションとして受け作品制作しています。優しさの中に秘められた強さを表現できたらと思います。
糸に和紙の原料である楮(こうぞ)の繊維を絡めて制作した作品、また身近にアートを楽しんでいただきたいという思いで制作した小さな自然のKATACHIもギャラリーの何処かに潜んでいると思います。
太素杳冥のシリーズは、混沌とした中から生まれてくる生命の光をテーマに1987年から制作しています。
その中でも樹木は重要なモチーフで、先入観をもたずに目の前の風景と向かい合い無心に見つめ続けることで、過去から未来への時間をも凝縮したかのような生命力を感じることができます。
写真を観ているひとりひとりが、それぞれの内的生命の心象風景に出逢ってもらいたいと思います。
創形美術学校版画科卒。東京写真専門学校商業写真科卒。
小さな宇宙の下
それぞれに持つ時間の流れの中で
共に生きる。
名古屋芸術大学彫刻科卒業
現在 名城大学 非常勤講師/ブロンズ鋳造工房「寛山」運営
植物は環境に適応できなければ消えていきます。
長い年月をかけて進化し、生き残るためには立ち止まってなどいられません。
効率的に、利己的に。
環境に合わせて変化してきた花の造形に惹かれます。
儚いながらも したたかに 美しく 力強く 種を紡いでいく姿を描いています。
岐阜県多治見市在住
木漏れ日、木々の匂い、踏みしめた落ち葉の感触。
私は森を歩くと、大きな安らぎを覚えると同時に、いいようのない畏れを覚えることがあります。
6人の作家がつくりだすモノクロームの森にあなたはどんな色を見つけるでしょうか。
「はな ふる めぐる」(仕掛絵本)で、おおしま国際絵本コンクール井口文秀賞受賞。
「木口木版」というものを手がけている。板目では無く年輪の見える木口に施す版画である。主に柘植の木や椿など、成長の遅い硬い木を使う。最近は貰いものが多い。何十年と立っていたその木が伐採され、捨て置かれる事を気の毒に思った人が、我が家に持ち込む。丸太のまま乾かし、数年後、3センチほどにスライス、木口側を磨き上げ、手間隙をかけてから制作に入る。沢山の時間を内包するこの一枚の板は、ただ、それだけで美しい。これを刃物で傷つけていく事に、いつも躊躇いを覚える。