私は油絵を描いています。
初めは人物画を描いていて、個体に執着しすぎて窮屈になりいったん離れてみようと、次に見つけたモチーフが植物です。
葉っぱの一枚一枚、蔓の絡まりなどを拾っていくことで、油絵具のマチエール、支持体との絡み、画面内での遊びなど、私にとって許してくれる幅の広い存在で、気がつけば大学時代から今まで草の塊ばかり描いています。
個展をするにあたって率直に「かたまり」をタイトルにしたいと考えました。
そしてその塊は、草や蔓の群集、時間の集積、絵具の重なり、行為の痕跡、経験と共に育った美意識などの言葉で言い表すことができます。
じっくり向き合って制作した、手垢のついたものを数点展示させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
近藤夕琴
●過去の企画展
近藤夕琴展
「かたまり」
2018.12.4-12.16
作家経歴
近藤夕琴
1991年生まれ 愛知県在住
2016 名古屋芸術大学大学院美術学部美術学科同時代表現コース 修了
主な展示
2018 二人展 月の裏側(YEBISU ART LABO)
2017 Minimalism(Gallery noivoi)
2016 Focus Flowing(Gallery MoMo Projects)
2015 シェル美術賞 2015 入選(国立新美術館)
個展
NAEDOKO(Gallery noivoi)
主な展示
個展
NAEDOKO(Gallery noivoi)
展示作品