●過去の企画展    
鈴木雅明・大杉好弘 二人展
-framing-
2015年7月14日(火)―7月26日(日)


展覧会のタイトル「framing」は絵画が持つ枠の構造から
掬い上げた言葉です。
絵は隣り合う作品や周囲の環境によりその見え方は変化し、
枠を介して様々な関係性を構築していきます。
二人展という展覧会の構造から生まれる新鮮な関係性を
感じられたらと思っています。


鈴木雅明 大杉好弘
日常の風景や物体を写真に撮り、
それをもとにイメージを膨らませて
描いていくという手法を採る両氏。
全く異なる画風でありながら、
共にネガフィルムで撮影した古い写真を
思い起こすような印象を受けたのはそのせいかも知れない。
今展は、鈴木氏の発案から二人展の形態とし
最新作も含めた発表となった。

観る者はそれぞれの作品を確認したあと、
隣り合う絵の見え方がどう「変化」し、
どんな「関連性」があるかに、自然と興味が移っていく。
共に並びあうことで、個性がさらに際立って見えてくる。
二人の作品が自然体で組み合わさり、それぞれの持つ作品の魅力を
改めて発見する場になったことで、
「fraimig」の持つ意味が具体化した。

この展示方法は今までにない取り組みであり、
絵画の「観て感じる」面白さを
お伝えできたのではないかと思います。



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