- 森に刻まれた音が聞こえる
- 木下幸子(テキスタイル)小嶋三樹(写真)田中宏典(彫刻)寺岡麻美子(絵画)平塚啓(紙立体)若月陽子(版画)
- 2021.4.20 - 5.2
- Close : 4.26 (mon)
切り絵・写真・テキスタイル・彫刻・絵画、素材が違う6人が集まり、ジャンルを超えてそれぞれの゛深い森゛をモノクロームで表現します。訪れた皆さんには、作品を通じてご自身の森のイメージとリンクし「ものがたり」を感じていただけたら幸いです。
Art Planning / TERAOKA MAMIKO
木下幸子(テキスタイル)
小嶋三樹(写真)
田中宏(彫刻)
寺岡麻美子(絵画)
平塚啓(紙立体)
若月陽子(版画)
「木口木版」というものを手がけている。板目では無く年輪の見える木口に施す版画である。主に柘植の木や椿など、成長の遅い硬い木を使う。最近は貰いものが多い。何十年と立っていたその木が伐採され、捨て置かれる事を気の毒に思った人が、我が家に持ち込む。丸太のまま乾かし、数年後、3センチほどにスライス、木口側を磨き上げ、手間隙をかけてから制作に入る。沢山の時間を内包するこの一枚の板は、ただ、それだけで美しい。これを刃物で傷つけていく事に、いつも躊躇いを覚える。
略歴