絵の具を画面に置いた後
どのように答えるのか。
形に嘘はないか、広がりは持てているのか
リアルがあるか
確認しながら筆を進める。
感覚と身体、触覚で探りながら
植物、主に雑草をモチーフにして絵画を制作している。
油絵具と支持体とのやりとりを続け
モチーフの持つ多くの要素を借りて
「何か」を画面上に生み出す。
その「何か」が躍動し見つめ返してくる時を確信し
そのときのために自身をこつこつ耕し、育てていく。
近藤夕琴
「雑草を描いています」と芸術大学
大学院で学ぶ小柄な少女は語っていたが、
出会ってから一年の歳月が流れ
今回の初個展12日間で
彼女はうんと大人に成長したようだ。
昨年までの作品は
絵具を何層も重ねた濃密な画面で、
観た人は彼女独自の色の選定や表現力に引き込まれる。
もちろん私もその一人だ。
そして今展のために描いた作品は、
躍るような線と空気を描くような面に変化し
明らかに絵が輝いていた。
赤という色は挑戦だったと彼女も語っている。
何を描くのか、
彼女のコアな部分はもうできあがっている。
真っ白なキャンバスに筆を下す瞬間から
迷うことなく自由奔放に羽ばたいて欲しい。
gallery noivoi
どのように答えるのか。
形に嘘はないか、広がりは持てているのか
リアルがあるか
確認しながら筆を進める。
感覚と身体、触覚で探りながら
植物、主に雑草をモチーフにして絵画を制作している。
油絵具と支持体とのやりとりを続け
モチーフの持つ多くの要素を借りて
「何か」を画面上に生み出す。
その「何か」が躍動し見つめ返してくる時を確信し
そのときのために自身をこつこつ耕し、育てていく。
近藤夕琴
「雑草を描いています」と芸術大学
大学院で学ぶ小柄な少女は語っていたが、
出会ってから一年の歳月が流れ
今回の初個展12日間で
彼女はうんと大人に成長したようだ。
昨年までの作品は
絵具を何層も重ねた濃密な画面で、
観た人は彼女独自の色の選定や表現力に引き込まれる。
もちろん私もその一人だ。
そして今展のために描いた作品は、
躍るような線と空気を描くような面に変化し
明らかに絵が輝いていた。
赤という色は挑戦だったと彼女も語っている。
何を描くのか、
彼女のコアな部分はもうできあがっている。
真っ白なキャンバスに筆を下す瞬間から
迷うことなく自由奔放に羽ばたいて欲しい。
gallery noivoi